みなさんこんにちは、ZeroTerasu(@ZeroTerasu)です。
今回は、Google Apps Script(GAS) およびJavaScript(JS)で頻繁に使用される繰り返し処理の中でも、最も基本的な「For文」の基礎的内容を記事にしました。
GASやJSの初学者の方や実務で使用されている方の辞書代わりとして参照頂ければ幸いです。
定義
for(初期化式; 条件式; 増減式){
// 繰り返す処理
}
例文
for(let i = 1; i <= 5; i++{
// 繰り返す処理
console.log(i)
}
// 実行結果
// 1
// 2
// 3
// 4
// 5
初期化式
初期化式とは、for文が実行されるときに最初の一回だけ実行される式であり、
変数定義 と 定義された変数に値を代入 する処理をまとめて実行します。
また、for文ではカウンタ変数という整数値を用います。
通常、カウンタ変数には、「i」が用いられます。(関数内で複数の繰り返し処理が存在する場合は、「j」や「k」等も使用します。「i」は、「integer(整数)」または「index(索引、見出し)の略とされています。)
の例の初期化式は、「let i = 1」です。
「i」という変数を定義し、「i」に「1」を代入するという意味になります。
条件式
条件式は、カウンタ変数がいくつになるまで繰り返し処理を実行するかを指定する式です。
上記の例の条件式は、「i <= 5」です。
「iが5以下の間」繰り返すという意味になります。
増減式
増減式は、繰り返しの度にカウンタ変数をどれだけ増減させるかを指定する式です。
上記の例の増減式は、「i ++」です。
これは、「繰り返しの度に、iを1足す」ことを意味します。
実は、 「i ++」 は省略された式でして、省略せずに書くと、「i = i + 1」となります。
以上から、上記の例の式は、「i が1から5の範囲で、1加算されながら繰り返し処理をする。」という意味になります。
繰り返し処理は、慣れるまで使いこなすのに時間が掛かると思いますが、ご自身でガンガンプログラムを書いて、身体に染み込むまで練習頂くことで習得出来ると思います。
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